2d6:霧の中シーン表 2:霧の中に居る。足元も覚束ない、ふわふわとした浮遊感を覚える。 3:霧の中に居る。風もないのに霧が戯れるように周囲を流れていく。 4:霧の中に居る。流れていくそれが一瞬途切れ、その合間に何か見えたような気がする。 5:霧の中に居る。流れるそれの形が何か生き物のように思える。 6:霧の中に居る。視界は白一色だが、ふと途切れた向うに何かの気配を感じる。 7:霧の中に居る。視界を妨げるだけでなく、音も閉じ込められたように物音一つしない。 8:霧の中に居る。行くにも戻るにも不安を感じ、立ちすくんでしまう。 9:霧の中に居る。距離感、方向感覚を失い、危険を感じる。すでに迷っているのかもしれない。 10:霧の中に居る。服が湿気で気持ち悪い。体温も下がってきた。このままでは風邪を引いてしまう! 11:霧の中に居る。霧に気をとられて転んでしまう。 12:霧の中に居る。霧の中を遠ざかる、よく知った人の影を見た気がする。